大願を持たれた神人
昭和二十七年の秋、明主様が奈良にお越しになられる時のことでしたが、関西在住の教会長が、奈良春日野支部長の案内で、事前にご巡路の下調べをしていた時でした。 春日神社のご参拝も予定の中にはいっておりましたので、一同が春日 …
龍神のうれし涙
昭和二十九年四月十二日、明主様は関西ご巡教をされて、奈良公会堂でご講話をなさいましたが、その日は明主様の行かれるところ、不思議や必ずその前に雨が降り、あとでカラッと晴れたのです。 明主様は、その日の夕食を奈良ホテルで …
観山亭の屋根葺き
昭和二十一年のことですが、観山亭の土台が出来、柱も立ち、屋根を葺く段取りになりました。 その日は、葺き始めてから三日目ぐらいでした。あと四、五十センチで、全部を葺き終わるという時、空が急に暗くなって、真っ黒な雲が現わ …
瞬間のご霊感
私は何回か関西地方ご巡教のお供をさせていただいて、いつも感じましたことは、明主様が実に素早いお方であったことでした。 仏像などをごらんになるにしても、あまり名作ともいえないものなどは、サッとながし目でごらんになるだけ …
暗い堂内で
あるご巡教の折、明主様は奈良、新薬師寺の本堂内で、あの有名な十二神将をごらんになられたんですが、即座に一体だけを、『これは違うな』とおっしゃられたんです。 あれは十一体だけが国宝で一体は後補の作なんですが、明主様があ …
『悲華経を読め』
私は寺に生まれ、仏教の畑の中で育ちましたから、仏教の教えとお道の関係についても大変な疑問を持っておりました。 その疑問というのは、観音弥勒同体説や、仏滅の世が来て観世音菩薩が最高神として出現し、救世主のお力をお揮いに …
『神仏に頼むより人間に頼め』
昭和二十一年一月十八日、初めて明主様に御面会いただいた折、忘れられないお言葉をいただきました。 それはどういうことかと申しますと、私は、山口県の天台宗南明寺の寺憎でしたが、二十才の春から四年間、結核に罹り、あらゆる医 …
私は知っている
私が教会名をいただいた時、ある幹部の先生から「あなたのいただいた教会名は大きすぎて、位負けをするから明主様にお返ししなさい。そして私の弟子になりなさい」と言われました。 それで、私も困惑いたし、側近の先生に相談しまし …
主人の身代わり
戦時中のある日、下の男の子が外で遊んでいまして、足を折ったことがありました。 もちろん、ご浄霊で治していただいたのですが、早速先生のところへ連れて行きました。そしたら、明主様のところへすぐご報告して下さいました。 …
御守護お願いに伺っただけで
四才になる私の子が、尿量が減じたからというので、預け先から連れ返されました。 見ると顔面に浮腫が生じています。たいしたこともあるまいと、二、三日簡単な浄霊を続けているうち、浮腫は全身に及び、通常の倍ぐらいの大きさに膨 …