信仰上の挿話 【御教えの拝読・実践】

信仰向上は御神書の拝読から

 明主様は、『御論文』が出ると、何かでおためしになりました。  『嘘吐き迷信』という御論文が出た時も、明主様は私に、『あれを読んだか、ちゃんと書いてある。現代人は嘘ばかりついて、しかも、問いつめられないと、自分の嘘がわか …

拝読せぬのは御神業の妨げと同じ

 『御神書を読んでいるか』とは、私たちに事あるたびに、御教えをいただいたお言葉であります。  このお言葉をいただく時は、必ず自分の魂が曇っている時であり、心に何か隙のある時でありました。大きく言えば、御神業の妨げをしてい …

『御神書も一般書籍も読め』

 注意しなくてはならないことは、御神書に対する感銘の深いあまり、その反動作用で、過去の文物に対して、それを夜の世界のものとして、ことさらに軽視する傾向のあることです。  そこへ、『御神書は繰返し読むべし』とお言葉がありま …

何ごともかたよってはいけない

 『なんでも読め』という明主様のお言葉通りにと思って、小説をあまり読みすぎて、御神書の拝読が、疎かになってしまったことがありました。その時、『今後は絶対に小説を読んではいけない。焼いてしまえ』と、私は明主様からきついお叱 …

『新聞や小説も読みなさい』

 あるとき、明主様は、箱根でこういうことをおっしゃいました。  『近代人は、大いに新聞や小説を読まなくてはいけない。──もちろん御神書はチャンと読まなければいけないけれど』と。

『私の言葉を爪のあかほどに軽く思うな』

 明主様のお側に奉仕をお許しいただいた最初のころは、明主様のお言葉ひとつも真剣に聞き、なんでもお言葉通りに御用をさせていただきましたが、凡夫(ぼんぷ)の悲しさ、馴れてまいりますと、つい何気なく聞き流してしまうことがありま …

一生懸命より素直に実行

 おそばで奉仕していて、何か失敗すると、すぐお叱りを受けましたが、ある時、私が、「どうも申しわけありません。これからは一生懸命やらせていただきます」と申し上げると、明主様は、『その一生懸命がいけないんだ。普通でいいんだ。 …

信仰が身につかなければほんものでない

 明主様は、『拝むとか、一生懸命祈るとか、そんなことよりも、私の言ったことを、ひとつでも半分でも実行してくれる方がうれしい』とおっしゃったことがありましたが、『身についた信仰──信仰を身につけて、それが自然に出てくるもの …

お言葉通りにしたら二倍の患者数

 神山荘で御面会の時、一度ひどくお叱りを受けたことがあります。  当時は治療代(浄霊御礼)が一円だったのですが、それを『二円にせよ』とおっしゃったのに、私は二円にしなかったのです。それは田舎のことで、高くすると、金取り主 …

お言葉は絶対

 私が二度目の御面会に行った時、明主様から、『あんた京都へ行きなさい』とおっしゃられたのです。  私はびっくりしまして、“どうして京都へ行かねばならないのか、芦屋にいて、何も不都合がないのに行く必要はない……”と思いまし …