【食事】

お食事あれこれ

 私が、明主様の料理人として奉仕をさせていただくようになったのは、昭和二十三年からでした。最初は、どういうものをお出ししたらいいのか見当がつきませんでした。けれど、二、三回料理しているうちに、明主様のお好みは、だいたいこ …

『きりょうはいいが、中身が悪い』

 明主様はクサヤがとてもお好きでした。それからカメイド大根を一夜づけにしたものとか、果物ではミカンを好まれました。  しかし、リンゴは『きりょうはいいが中身が悪い』などとおっしゃってあまり好まれませんでした。

御神業を遂行する身

 御神業を遂行する自分という意味で、明主様はおからだを大変大事になさいました。  三輪善兵衛さん(ミツワ石鹸社長で明主様とはご親交があった)の家では、むかし、草餅を食べて死んだ人があるそうで、草餅を食べないのが三輪さんの …

おいしければおいしいと言え

 ある日、ご陪食がいただけた時のことです。  『うちでも、たくさんの連中にずいぶんご馳走してやるが、おいしいものをおいしいと口に出さぬ者が多い。そんな連中には、もう出すな』と明主様はおっしやられて、お笑いになられたことが …

お口のまわりを白くして

 私は箱根で菓子屋をしておりますが、よくお菓子のご注文をいただきました。明主様は大福がお好きで、お届けしました。あずきの餡のがお好きでした。東山荘へ大福をお届けに上がったことがありましたが、その時、おつきの方が「明主様は …