【御用に当たって】

受け答えの急所を覚れ

 明主様が、しばしば、『何事も急所が大事だ。浄霊も急所をやればすぐ治るし、言葉だって急所をポンと言えば、ホンのひと言で用は足りてしまう』と仰せられますことはご承知でしょう。  全く、お側でいろいろお言葉を伺わせていただき …

用件だけを簡略に言うこと

 こんなお叱りを受けたことがあります。それは、ある教会長さんからご浄霊依頼の電話があった時、「明主様、申し上げます。教会の○○さんから電話がありまして……」と自分ではごく常識的に、丁寧なつもりで取次いだのでしたが、用件を …

ただひとつの最善を

 『どんなことでも、その急所、一番いい方法というものは、ただひとつしかない』とおっしゃったことがありますが、明主様はいつも、その“ただひとつのベスト”をお求めになり、実践なさったのだと思います。

レストランならそのコック

 丸の内の中央亭(コックが信者でした)でお食べになった料理がまずかったことがあって、私は明主様に呼ばれました。  『あの料理はいくらなんだ』  「これこれの値段です」  『チップをやっているのか』  「やっています」   …

ツーと言えばカーと来るような人

 ある日のこと、明主様のお尋ねに対し、私が間違えて、トンチンカンな返事を申し上げてしまいました時、『頭がどうかしている。いつも、私が何を考えているかを、注意しているようにならなければだめだ。私は神様のことが判ってから、頭 …

知らん顔していても見通し

 私が御用させていただくようになってから、半年ぐらい経ってからでしょうか。側近の主任をしていたM君がお膝元を去ったので、私がかれの御用を引継がせていただくこととなったのです。  M君は内事庶務会計の仕事をしており、信徒た …

迷うくらいならちょうどいい

 明主様は、いつかおもしろい表現をされました。  たしか、昭和二十三年であったと思います。ある雑誌記者相手のご対談で、『人間の心はブランコのようなものだ。右へいったり左へいったり、たえず動いている。中庸を得ようとして得ら …

二十一世紀の御教えに遅れるな

 箱根美術館の開館当初は、何かとお仕事も多かったのですが、明主様は実にスピーディーにつぎつぎご処理になられ、かえって私どもの方が、遅れてまごまごしてしまうことが何回かありました。  ある日も、私のご報告申し上げますのがお …

報告も神業のうち

 これは、ある日、明主様がご揮毫をお始めになるときのことです。  ご揮毫の場合は、その日お願いする「おひかり」「御神体」の数を、お書きいただく直前に必ずご報告申し上げ、お願いさせていただくことになっていました。  ご報告 …

ないなら“ない”と報告すること

 私が山口県の萩へ行きました当初、全くの行きたてで、信者が出来ないのに、報告書を出せと明主様がおっしゃったんです。  それで、「いまのところ、ひとつもありません」と申し上げたんですが、『あってもなくても、私の代理で行った …