【御用に当たって】

他人のことを言う前に自分を

 よく目にカド立てて、他人のことをとやかく言う人があります。  そんな人が、相手のことを明主様に申し上げたりして、『そんなこと大きなお世話だ。あなたは自分のことだけ考えればよい。ご自分はちゃんと出来ているかね』と逆におっ …

『人の目や口に心を惹かれるな』

 いつか、明主様のおられる隣りの部屋でうわさ話がはじまりました。  私は明主様のお部屋に居合わせたのですが、そのうち隣りの話声がだんだん高くなっていって、こちらまで聞こえてくるのです。  しかも困ったことに、どうもその話 …

『バカにされたらバカになれ』

私は、いつも自分を利口だと思っているわけじゃないのですが、いろいろのことがありまして、せつなくて、せつなくて、明主様に、「私をバカにしているんでございます」と申しましたら、『バカにされたら、バカになれ。わたしを見てみろ』 …

毀誉褒貶にとらわれるな

 そのころの私は心身ともに未熟だったため、なにもかも明主様のお言葉を素直にいただいて、まちがいのないようにしたいと、およばずながら私なりに努力して来ました。  そんなあるとき、『世界的人物になるには、毀誉褒貶(きよほうへ …

いい気になってうぬぼれるな

 私たちが、うんと手柄をたてたつもりで、「明主様、今度こういうようなことができました」と申し上げますと、『それは神様がやられたんだよ』とおっしゃられて、がっかりしてしまうことがあります。  しかし反対に、“申しわけないこ …

尻の穴から足の裏まで見られる

 昭和二十四年五月ごろ、清水町仮本部の時です。当時、私のあずかっていた教会が、どんどん発展していましたが、私は知らず知らず慢心していたのでしょうか。そして、態度にも出ていたのでしょうか。そういう時の話です。  支部長との …

御面会には前かけかけて

 私は明主様に御面会の時には、和服に前かけをかけて伺うことにしていました。  このことは、はなはだ奇異な感じがするらしく、ある日、一信者から、「えらい方の前に出るのだからとて、かけている前かけをはずすというのならわかりま …

救ってもらえるという信頼感をもたす

 私は僧侶で、僧侶というものは、人に接する場合、どうしても先方が下手に出るので、別に相手を見くだすわけではないが、どうも形の上では見くだしているように思われるのです。  御面会のたびごとに、『あんたの姓(高頭)は、頭が高 …

相手を軽く見る言葉づかいはやめよ

 明主様は、言葉づかいを非常に重んじられました。  よく祝詞でも奏げてとか、浄霊でもしてとか、でもをつける人があります。こういう言い方に対しては、明主様はきっと、『神様を軽く見ている』とご注意になりました。  以前、ある …

教師には教師への叱り万

 年月は忘れましたが、私は「おひかり」を落してしまったことがあります。紐を首にかけず、ワイシャツの下に入れて外出しましたが、帰ってシャツを脱ぐ時、畳の上にポトンと落してしまったのです。  このことを教会の先生に伺いに行き …