【御用と布教】

『世界に知らせよ、薬禍薬害』

 教会長先生とふたりで、明主様にご浄霊をお願いに上がりました時、先生のご浄霊を終わられ、つぎに私が明主様の前に進みますと、私の膝が明主様の膝に、ほとんど接するばかりに私を近寄せられて、初めに私の脳天をご浄霊下さいました。 …

疎開の名目で地方布教

 昭和十七年といえば、国民はみな、この太平洋戦争で日本は必ず勝つと信じていたし、いわゆる“勝った”“勝った”の大本営発表が、連日のようにラジオから流れてきて、国民の意気はいやが上にも挙っていたころです。  そのころ明主様 …

霊界が変わったから発展する

 昭和十七年八月、明主様のご命令で、私は東京から山口県萩の布教に出ました。  『あんたが、萩で布教するのは五人目だ。萩は神様がお出かけにならなければならない所だ。あんたは、神様のお守り役に行くのだから、何も心配ない』とお …

利他の救いを通しての信仰

 初めて明主様の所へ伺ったのは、弟の妻の病気が縁でした。  その時、明主様から正しい信仰の道をお話いただき、最後に、『信仰はおのれひとりの救いだけではなく、利他の救いを通しての信仰でなければならない。その利他の救いの道を …

神から命ぜられたことは辞退できぬ

 昭和二十五年の八月、入信したばかりのある日、支部長と名乗る人がみえて、「明主様から“連れて来い”とのお言葉があったから、五日の御面会日に行くように」と言われ、私はその時、初めて日光殿に行きました。  頭は丸坊主、仕事ば …

きたないものを浄めるために

 私は入信するまでは理髪店を経営しておりました。 そして、入信と同時に鋏とバリカンを棄てて、御神業一途に進む決意をしたわけであります。  昭和二十六年に、明主様は春秋二回、関西地方にご巡教されることになりました。教会長先 …

神様が判っても人は救われない

 明主様が、まだ東京上野毛にお住いのころのある日、私が、「明主様におかかりの神様はどういう神様なのですか」とお伺いしたことがあります。  すると明主様は、『いままで世に出たことのない神様だ』と言われました。私は、「もっと …

浄霊の力にまさる救いなし

 たまたま、お屋敷に参上のお許しを得て、明主様からご浄霊をいただいていた時、ふと、「私は神仏の因縁が詳細に判らないのですが」と申し上げたところ、明主様は、『神仏の因縁が判れば、人類を救えるとでも言うのか!』とおっしゃいま …

たとえ私が悪く言われても

 昭和二十三年ごろ、私の兄が、浄霊をしていて問題を起こし、新聞に出てしまったことがありました。  その時、兄は明主様から呼ばれました。私も一緒に清水町へ上がりました。  ところが、明主様は、当の兄の方には何もおっしゃらな …

時期が来るまで言わない

 明主様というお方を、ある時は恐いと思いました。  ただ恐いといっても判らないでしょうが、たとえば、ご浄霊をお願いに上がった時など、明主様は、よく神とか、神界とか、大和民族の霊的考察とかの興味あるお話を聞かせて下さいまし …