講話

教集25 昭和二十八年八月六日(3)

 これは去年の一〇月に、ロサンゼルスの女の人で、やはり病気で治りたいのと、信仰にはいりたいというので手紙が来たのです。それでこっちも、教修を受けさせることはできないため、手紙と御守りと出版物若干を送ってやったのです。その …

教集25 昭和二十八年八月六日(4)

 それから今日は、日本も昔と違って民主主義になった。民主主義は自由主義で、束縛がなくなった。封建的が壊れたというが、封建的ということは、分かりきった話ですが、つまりなにごとも自由を押さえる、、非常に窮屈な、のんびりしない …

教集25 昭和二十八年八月六日(5)

 それから話は別ですが、今年の米作はよほど悲観すべき状態にあるようです。水害は別ですが、害虫はたいへんらしいです。どのくらいの減収になるか、そうとうの減収になるだろうと思ってます。ちょうど医学と同じことで、虫害のために減 …

教集25 昭和二十八年八月七日(1)

 二二年八月に宗教法人になってから、今月で満六年目になるわけです。六年のその間にも、私は疥癬で約半年は寝たきりで、あとは寝たり起きたりくらいで、信者さんの面会もできなかったわけです。その他にも脱税問題とか静岡問題というた …

教集25 昭和二十八年八月七日(2)

 美術品についても、このごろつくづく思われてきたことは、学者の鑑定はどうもいけないです。ですから私はこのごろ学者の言うことは否定することがよくあります。いま来ている宋時代の赤絵の壷ですが、「これはもと白い壷で、日本で絵を …

教集25 昭和二十八年八月十五日(1)

 つい最近発行した『シカゴ・トリビューン』という新聞があります。その日木版という『東京イヴニング・ニューズ』というなかなか有名な新聞ですが、その記者がここの美術館を見ての感想が出てます。なかなかよく書いてあって、ちょっと …