講話

教集18 昭和二十八年一月十六日(3)

▽前節から続く▽  それからもう一つは白隠禅師の話ですが、当時の立派な名僧智識としてたいへん崇拝されていた坊さんです。それが土地のたいへんな豪家の娘に恋人ができて妊娠したのです。それで本当のことを言えば、親にどんなに酷い …

教集18 昭和二十八年一月十六日(4)

▽前節から続く▽  そういうようで酷い日に遭って仇を討つ場合に、すぐに仇を討とうとしないで、時期を待って、逆に出世をして見返してやるという態度に出るのが一番いいのです。どうせ良いものは良いし、悪いものは悪いのですから、い …

教集18 昭和二十八年一月十六日(5)

▽前節から続く▽  それから今度私は『医学革命の書』というのを書き始めたのですが、これはいずれはどうしても書かなければならないのです。というのは、医学の間違いをいままでは本当に書かなかったのです。『明日の医術』とか『天国 …

教集18 昭和二十八年一月十七日(1)

 私が今度の判決で控訴しなかったので、この間そうとうの偉い人が「どういうわけか、したほうがいいではありませんか」と言うのです。それで私は「控訴したところで駄目だし、万一勝ったところで小さな問題であって、それよりかほうって …

教集18 昭和二十八年一月十七日(2)

▽前節から続く▽  これは一つの例ですが、すべて人に酷い目に遭わされたり、人からいじめられたりしたときは、それをすぐに仇を討とうという気持ちを起さないで時日を待つのです。それは自分が悪くてはいけませんが、自分が正しかった …

教集18 昭和二十八年一月十七日(3)

 今度の『アメリカを救う』の本で、昨日英文のほうを読んだ人の批評ですが、「ずいぶん思いきったことを書いてありますね。あれはアメリカで問題になりますよ」と言うから、「問題になればしめたもので、問題になるということをこっちは …

教集18 昭和二十八年一月二十五日(1)

 ずいぶん風邪が流行してますが、特に信者の人は溶けやすいから風邪を引きやすいのです。ところでいま風邪を引かない人は、健康でもなんでもないので、つまりよく固まっている人なのです。こういう人のほうが、溶け始めると急激ですから …

教集18 昭和二十八年一月二十五日(2)

 いままで言ったのは病気のことですが、病気以外の戦争などもなかなかたいへんなのです。いま日本人が再軍備が良いとか悪いとか、平和がどうとかこうとか言っていることは屁みたいなことであって、なんにもなりません。それを社会党とか …

教集18 昭和二十八年一月二十五日(3)

それから、『医学革命の書』の次のを読ませます。 (御論文『医学革命の書』「固め方法と溶かす方法」朗読)〔「著述薦」第二巻一九〇-一九四頁〕  だいたい理論だけはできましたが、もっと先にいくと、なかなかおもしろいことでいま …

教集18 昭和二十八年一月二十六日(1)

 風邪がはやってますが、私も流行の仲間はずれにはなれないので、一二日から風邪を引いてまだすっかりなおりません。しかしもうあらかたよくなってます。今度の風邪のしつこいのには驚いてしまいました。しかし私は風邪を引いても、仕事 …