講話

昭和二十七年一月三日 教集06 (2)

 というのは、なにしろ、いまヨーロッパで統一軍を編制してますが、あれなんかに非常に金がかかるんですね。ヨーロッパの……英国、フランス、イタリアあたりにしろ、ほとんど金がないですね。みんなアメリカから金を借りたり、材料を供 …

昭和二十七年一月三日 教集06 (3)

 そんなような具合で、極端に走るということは伊都能売でないからです。それで私は、大乗にあらず小乗にあらず、経と緯を結ばなければならない。経と緯を結んだ真ん中が伊都能売だということになるので、伊都能売式にならなければならな …

昭和二十七年一月三日 教集06 (4)

 それから、私がいまやっている仕事は、六年目ごとに変わっていくんです。最初私が始めたのは昭和三年ですが、その前から……三年から急激にやったわけじゃなくて、その前からだんだん……大本教信者なんかで、いろいろ研究したりやって …

昭和二十七年一月三日 教集06 (5)

 で、そのうちの一つは、美術館ですけれどもね。美術館は大晦日の日に行ってみたが、思ったより立派にできました。堂々たるものですね。建物からいっても、おそらく日本一でしょう。中身も日本一にするつもりですがね。そんなわけで、あ …

昭和二十七年一月三日 教集06 (6)

 正月早々お説教的なことは言いたくないですけれど……よく、邪神、邪神と言ってますが、邪神が一番目掛けているのは、信者なんです。それで、大きな問題ではないんですが、ときどき小さい問題が、教団の中にあるんです。ところが、信者 …

昭和二十七年一月五日 教集06 (1)

御教え 今日は割に新しい信者さんが多いようですから、そういった話をしようと思ってます……メシヤ教というのは、単に宗教とは言えないんですね。宗教よりも、ずっと大きなものです。つまり、宗教はメシヤ教の一部にあるわけですね。だ …

昭和二十七年一月五日 教集06 (2)

 そういうわけで、発展もいままでの宗教では例がないですね。私自身が、いつも驚いているんですがね。宗教法人として届けを出して、公にやるようになったのが、二二年の八月ですからね。その年に、前に民間治療的にやっていたので、将来 …

昭和二十七年一月五日 教集06 (3)

 美術館のことはそのくらいにして、『結核信仰療法』という本をいま書いてますが、いままでは本当に書かなかったんです。どうも、あまり明らかに書くと、医学が形無しになりますからね。面倒臭いことや、問題なんかが起る懸念もなきにし …

昭和二十七年一月五日 教集06 (4)

(御論文「奇蹟と宗教」朗読)〔「著述篇」第一〇巻四〇九-四一一頁〕  結局、奇蹟というものは、人間の利益になることですね。それが、幸福になるとか、得をするとか……それが奇蹟なんです。あと……不思議なことをしてみせるのは魔 …

昭和二十七年一月六日 教集06 (1)

御教え 話をする前にちょっと、いま車の中で気のついたことがあるので……あまり、めったに話をしないことを ……ちょっとためになる話と思うので、その話を先にしますが……私はよく映画を見ますが、そのときに……アメリカ映画ですね …