講話

私の信仰経路

 私の生まれたのは、浅草橋場で浅草観音様の裏のほうであって、明治前に私の曾祖父が武蔵屋喜左衛門といって、その界隈での幅利きで橋場から五、六丁離れた所の浅草町という所で質屋を営み、そうとうの財産家で義侠心に富み、いまの町長 …

昭和十年二月十一日 御講話

 ただいまの東光男氏の講演は、実におもしろうございました。よほど老巧にならなければできません。人を呑んでかからねばできません。  今日は紀元節のおめでたい日であがます。紀元二五九五年でありまして、西暦一九三五年とて、これ …

昭和十九年四月四日 御講話

 観音様が布咀落迦山にお降り遊ばして、南海大士と申されておられた時のことである。  お釈迦様がお訪ねいたしていろいろお聞きになり、初めていままで知らなかったこと、また悟れなかったことをうけたまわり、本当の悟りに入られたの …

昭和十年四月五日 御講話

 天津金木は、天照大神様が押し込められしためお身代わりとしてお作りになり伝えられたるものにして、これが判れば、森羅万象すべてのことはみな判るのである。されど、いま書物などによってこれを知ることは絶対できないのである。昔は …

昭和十年四月十一日 御講話

 私は日本医学というものをこしらえることと、それから、宗教の本当のやり方、本当の考え方そういうものをだんだんと発表してゆくつもりなんであります。  で、なにが人間は結構であるかというと、まずなによりかより第一番に健康であ …

昭和十年四月十七日 御講話

 ただいま竹村会長がお話になりましたごとく、私は昨年の今日、麹町平河町へ病気治しによって、大きな経綸を始めたんであります。そして、今年の一月元旦から観音会を創立しまして、ちょうど四カ月経たわけであります。それで、そのわず …

昭和十年五月一日 御講話

 ただいま竹村会長がお話になりましたごとく、私は昨年の今日、麹町平河町へ病気治しによって、大きな経綸を始めたんであります。そして、今年の一月元旦から観音会を創立しまして、ちょうど四カ月経たわけであります。それで、そのわず …

昭和十年五月十一日 御講話

 先ほど最初に堀口さんのお話の中に、今度できた御守りのことがありましたが、これはよく説明しなければお分かりにならないことと思いますから、少し説明しようと思います。  いままでの御守りは一円でお頒ちしていたんですが、今度の …

昭和十年六月二一日 御講話

 観音運動の根本としては、いつもお話する通り、病人のない世界を造ることで、すべてはそれが根本になるんであります。で、そういう病人のない世界というのは、開闢以来だれもやったことがない。またやろうとした人もなかった。また、こ …

昭和十年七月一日 御講話

 ただいま発表した、大黒様のお賽銭ですが、一番高い投票は二百五十幾円というので、これは景気のいいほうで、一番下のほうで三十幾円というのがあり、これはまた馬鹿に遠くなっちゃった。非常におもしろいと思うのは、五十七円五十五銭 …