岡田先生療術

岡田先生療術下(二) 【上体の下部 丹毒】

これもよくある病気ですが、これは床屋へ行って、剃刀で傷つき、そこから黴菌が入って起るとされております。無論そういう事もあるでしょうし、そうでない事もあるでありましょう。  やはり浄化作用の為「特殊の毒素」がそういう機会に …

岡田先生療術下(二) 【上体の下部 口疹】

 口の端や口脣へおデキが出来たり、糜爛したりするのは唾液に毒素があるからであります。  これは、患部と口中の浄化をすれば、容易に治るのであります。  然し軽症なら一週間以内に治りますが、重症となると二、三ケ月位かかる事が …

岡田先生療術下(二) 【上体の下部 口内疹】

 これは口内の粘膜に発疹が出来て非常に痛む、そして喉の方まで来ると食物も嚥めなくなります。子供に多い病気で水さえ飲めなくなります。  これは治療すればすぐに治るのであります。治療は二・三回であります。

岡田先生療術下(二) 【中体の上部・中部 肺炎】

 これはよくある病気ですが、診査も至極簡単であります。  肺臓の下部即ちちょうど「乳の下」に当る個所、そこへ膿が溜る。即ち「痰」が溜るんであります。  手をあてると「乳の下」だけが特に火のように熱いので、すぐに判るのであ …

岡田先生療術下(三) 【〔無題〕】

 これから心臓の事についてお話致します。  よく心臓が悪いという患者を査べてみると、本当に心臓の悪い人は滅多にないのであります。  心臓の異常は脈でみるのが一番いい。何病でもそうですが、リョウマチスとか神経痛とかは脈を診 …

岡田先生療術下(三) 【胃病】

 今日、胃病という病気になるのは、殆んど全部が薬の中毒といっていい位であります。消化不良とか胸焼、胃酸過多、アトニー、胃痛などいろ・・ありますが、原因は一つで、最初は食物がもたれたり、不消化であったり、胃が痛んだり、胸が …

岡田先生療術下(三) 【食道疾患】

 食道癌  食道癌に就てお話致します。  これは実に厄介な病気で、肋骨の為に患部を指で触る事が出来ないから、位置が判り難いので、治療が困難であります。しかも吾々の方へ来る頃は極端に衰弱しているから、とても難しいので、従而 …