岡田先生療術下(二) 【上体の下部 丹毒】
これもよくある病気ですが、これは床屋へ行って、剃刀で傷つき、そこから黴菌が入って起るとされております。無論そういう事もあるでしょうし、そうでない事もあるでありましょう。 やはり浄化作用の為「特殊の毒素」がそういう機会に …
岡田先生療術下(二) 【上体の下部 口疹】
口の端や口脣へおデキが出来たり、糜爛したりするのは唾液に毒素があるからであります。 これは、患部と口中の浄化をすれば、容易に治るのであります。 然し軽症なら一週間以内に治りますが、重症となると二、三ケ月位かかる事が …
岡田先生療術下(二) 【上体の下部 口内疹】
これは口内の粘膜に発疹が出来て非常に痛む、そして喉の方まで来ると食物も嚥めなくなります。子供に多い病気で水さえ飲めなくなります。 これは治療すればすぐに治るのであります。治療は二・三回であります。
『岡田先生療病術講義録 下巻(二)』,昭和十一年七月,19360700,岡田茂吉全集著述篇第二巻p271
癲癇には二種類あって、体的と霊的とあります。まず体的原因からお話致しましょう。延髄付近に水膿溜結する為、脳へ送流される血液が阻止される。それが強烈な場合、血液が中断される事がある。その瞬間癲癇症状を起すのであります。こ …
岡田先生療術下(二) 【中体の上部・中部 肺結核及び喘息】
中体の上部と中部は、病気が関連していますから、上中一緒にして説明致します。 肺結核及び喘息 中体の主要器管機関は、何といっても肺であります。右肺は大きく左肺は小さい。それは心臓が左にある為で-- 心臓は日に …
岡田先生療術下(二) 【中体の上部・中部 肋膜炎及び肋間神経痛】
この病気は、肺の外部に肺を包んでいる膜があります。その「膜と膜との間」へ水が溜り、又は「高熱」を発するのであります。 肋膜炎には、湿性、乾性、化膿性の三種があります。一番多いのは湿性肋膜炎であります。 これは「水」 …
岡田先生療術下(二) 【中体の上部・中部 肺炎】
これはよくある病気ですが、診査も至極簡単であります。 肺臓の下部即ちちょうど「乳の下」に当る個所、そこへ膿が溜る。即ち「痰」が溜るんであります。 手をあてると「乳の下」だけが特に火のように熱いので、すぐに判るのであ …
岡田先生療術下(三) 【〔無題〕】
これから心臓の事についてお話致します。 よく心臓が悪いという患者を査べてみると、本当に心臓の悪い人は滅多にないのであります。 心臓の異常は脈でみるのが一番いい。何病でもそうですが、リョウマチスとか神経痛とかは脈を診 …
岡田先生療術下(三) 【胃病】
今日、胃病という病気になるのは、殆んど全部が薬の中毒といっていい位であります。消化不良とか胸焼、胃酸過多、アトニー、胃痛などいろ・・ありますが、原因は一つで、最初は食物がもたれたり、不消化であったり、胃が痛んだり、胸が …
岡田先生療術下(三) 【食道疾患】
食道癌 食道癌に就てお話致します。 これは実に厄介な病気で、肋骨の為に患部を指で触る事が出来ないから、位置が判り難いので、治療が困難であります。しかも吾々の方へ来る頃は極端に衰弱しているから、とても難しいので、従而 …