岡田先生療術上(五) 【脳震盪】
よく高所から墜ちたり、転んだりして脳震盪(のうしんとう)を起す事がありますが、脳震盪でも嘔吐さえなければ脳の内部は異常がないので、若し嘔吐が頻繁にあれば内出血した事になり、生命は覚束ないと見るべきであります。 二、三 …
岡田先生療術上(五) 【嗜眠性脳炎、脳膜炎、脊髄】
嗜眠性脳炎の原因としては、毒血ばかりでなく、膿も混っております。ですから、脳溢血とは全然違う。 脊柱の頂部から三分の一辺に、大抵の人は多少膿が滲出しているもので、その酷いのが脊髄カリエスであります。 脊柱を見ると、 …
岡田先生療術下(一) 【上体の中部 眼病】
『岡田先生療病術講義録 下巻(一)』,昭和十一年七月,19360700,岡田茂吉全集著述篇第二巻p243 ───────────────────────────────────────────── 此前は上体の上部の話 …
岡田先生療術下(一) 【上体の中部 鼻病】
一番の眼目は眼で、眼にも種々な病気がある。又この眼病は割合多くて治り難いのでありますが、眼そのものの病気としては治り難い事はない。しかし誤れる療法の為に助かる眼も駄目になってしまう場合がよくあるのであります。 近来非常 …
岡田先生療術下(一) 【上体の中部 耳病】
鼻病で一番多いのは蓄膿症であります。蓄膿症は、鼻の孔が塞がる症状で、これには根原が二種あります。それは、鼻柱の両脇の場合と、眉間から両眼の間に膿が常に溜っては鼻孔から出ようとする。しかるに膿が濃い為に出切れず、途中で固 …
岡田先生療術下(一) 【上体の中部 顔面神経痛】
この病気は、顔面の神経麻痺で症状はいろいろありますが、普通の症状としては、顔の半面又は口形が一方へ引吊るように曲り、甚だ醜いのであります。 これは、顔面諸所を圧すと必ず痛む所があります。その個所に水膿溜結しているから、 …
岡田先生療術下(二) 【上体の下部 歯疾患】
歯痛の原因としては-- (一)は、歯根膜炎で、「歯の根」に膿が溜るもの。 (二)は、歯神経の痛むもの--との二種であります。 本療法で、非常によく治るんであります。 歯痛を治療する場合は-- まず最初に「上歯 …
岡田先生療術下(二) 【上体の下部 舌病】
吃音は-- 「生来の吃」と「中風その他の為に呂律の廻らない」のとありますが--いずれも舌の運転が意志通りにならぬものであります。 後天的の方は--顎の下の所を見ると、図の如く塊があります。それを圧すと痛い。これが原因 …
岡田先生療術下(二) 【上体の下部 咽喉疾患】
アデノイド これは、鼻と喉の間に「腫物」が出来る。 これは外の方から、鼻と喉の間あたりの見当をつけて治療すれば治ります。 ほとんど子供の病気ですが、うっちゃっておいても成人するに従い治るのであります。 扁桃腺炎 …
岡田先生療術下(二) 【上体の下部 面疔】
顔面の一部に腫物が出来るんですが、よく『顔の経の中心』に出来るのが質が悪いとしてあります。 又、口の無いのも悪いといいますが、これはそうではない。 最初は口の無いのが普通で、腫れ切ってから口が出来るんであります。 …