岡田先生療術

岡田先生療術上(二) 【肺結核増加の原因】

 風邪が解熱剤其他の物的療法によって、一旦解熱したように見えても、実は水膿溜結はそのまま残されたのであるから、人間の浄化作用は再び発熱によって溶解しようとするのであります。且つその後に幾分加わった膿と相俟って発熱は漸次執 …

岡田先生療術上(二) 【毒血と膿】

 次に、毒血と膿でありますが、これは陰陽の如きものであります。しかし、毒血は膿になるが、膿は毒血にはならない。ですから、毒血の浄化されたものが膿で、それは断えずどこかへ溜るので、婦人などは腹部へ溜りやすく、それが自然浄化 …

岡田先生療術上(二) 【霊と体の法則】

 霊に体が従う事は、万物の法則であります。したがって、霊を治す事によって体の病気は治るのであります。ただしかし、霊の病気が治って、直に体に映る人と、遅く映る人、例えば半日か一日位かかる人があります。これは曇の多い少いの関 …

岡田先生療術上(三) 【真の健康法】

 元来、真の健康法というものは、霊体を曇らせない様にする事である。霊体を曇らせない様にするには、その根元である魂を曇らせない様にする事であります。  ここに、一個の人間があるとする。この人が間違った事をする。秘密的な人に …

岡田先生療術上(三) 【生と死】

 抑々、死とは何ぞやと言えば、肉体が病気等の為ある程度毀損され又は大出血(全体量の三分の一--約七合以上)の結果、肉体が用をなさなくなるので、霊は肉体に留まる事が出来ず離脱するので、これを指して死というのであります。一概 …

岡田先生療術上(三) 【健康の種類】

 健康の種類とは何であるか、私は仮に三種類に分けてみたのであります。  まず第一種に属する人は、真の健康者であって滅多に病気には罹らない、たまたま罹るとするも、放任しておけば簡単に治ってしまうという人などであります。それ …

岡田先生療術上(三) 【黴菌に就て】

 最近、某博士の実験報告によれば、今日まで黴菌は皮膚の毀損とか粘膜とかに限って侵入すると謂われて、健康な皮膚面からは絶対侵入されないとしていたが、そうでなくて何所からでも侵入するという事を発表したのであります。右の実験が …

岡田先生療術上(三) 【痛みと熱】

 身体の一部に病気が起るとする。これは汚毒を排除しようとする為の症状で、それを溶解する為の熱である事は、充分お解りになったと思います。しからば、その熱は一体どこから出るのかというと--、 身体自身から熱が出るとすれば、平 …

岡田先生療術上(三) 【本療法の原理】

 そもそも、病気の本体は霊にある事は再三述べた通りでありますから『その霊の病気を治す』そうすれば体の病気は否でも応でも治るのであります。  その訳を今一層悉しく述べてみましょう。  例えば、肉体の方の盲腸を除ったり、又は …

岡田先生療術上(三) 【各種の治病法】

 灸 点  すべて治療という事は、病気は汚い物が溜るんですから、水で洗うか火で焼くか、どっちかの方法であって、灸は一時--火で焼く意味でありますから、相当の効果はあるのであります。然し勿論、体的燃焼であるから、治るとして …