ありがとうとお世話さまとのちがい

 妻が大浄化で、私は明主様にご浄霊のお許しをいただき、妻を伴って参上しました際のことです。

 明主様のご浄霊中、ご家族の方がそのお部屋にお訪ねになりました。そのとき、妻がご浄霊をいただいている最中でしたが、ご挨拶をしようとしたら、明主様はいとも軽く、『浄霊中はその必要なし』とのお言葉をいただき、たいへん恐縮いたしました。

 しばらくして、『浄霊、これでよし』とのお言葉で、「ありがとうございます」と私は口添えしてお礼を申し上げ、ご同席の二代様に、「ありがとうございます」と申し上げ、退座して階段を降りました時、ふたたび、お呼びがありました。

 お部屋に戻り、ご挨拶を恐る恐る申し上げますと、明主様は、『きみ、奥さんに〝ありがとうございます″の言葉は違う。〝お世話になります″と言うべきだ』と御教えいただき、瀧椚を流し、お諭しのありがたさのうちに退座した際は、まことに細かい点までのお心づかいの御教えに感激してしまいました。