ある時、碧雲荘の階段の所で、ある奉仕者が貧血で倒れてしまいました。
明主様はその報告を受けてとんで来られ、抱きかかえるようにして浄霊をして下さったそうです。その人が気づいて拝見しますと、明主様が上からのしかかるようにして浄霊をされ、『ああ、気がついたか。よかったな。輸血してやったんだよ』とおっしゃったそうです。貧血で倒れていた人は明主様のご浄霊によって、たちまち元気にしていただいたわけですが、『浄霊によって血液がドンドン増えてくる』と、いつかうかがったことがありますが、その時の情景が判るような気がいたします。
また、よくお側の御用をしていて、思い違いをしたり、失敗をしたりしますと、明主様は『失敗してだめではないか』というお叱りの仕方ではなくて、『頭が浄化してるんだから浄霊してあげよう』とおっしゃって、浄霊をして下さるそうです。それまで、自分の頭が浄化していたことに気がつかないわけですが、浄霊をいただきますと、たしかに頭が浄化していたと気がつき、それから失敗がなくなるという具合で、どんな場合でも浄霊をして下さったということであります。