想念の乱れをすぐ看破

 明主様のお側で御奉仕していた私は、(玉川時代)時々霊に苦しめられて、つらくてたまらないことがよそういう時、よくありました。私は、明主様がお仕事(観音様のご描画など)をしていらっしゃるお部屋へうかがい、「お光をいただかせて下さいまし」と申し上げて、黙って部屋の隅にすわらせていただきました。ただお側にいるだけで苦しみがとれ、楽になるからです。

 そういう時は、私が一日すわっていても、明主様はなんともおっしゃいませんでした。たとえ私が疲れて居眠りしていても、なんともおっしゃらず、三時になると、ご自分のお菓子のひとつを分けて下さいました。けれど、隅にすわっている私の想念が乱れ、迷うような時があると、明主様は、すぐそれを見抜かれて、『用がないなら帰りなさい』とおっしゃいました。