お仕事の方が時間にはまっていく

 明主様のお仕事のことを考えると、お仕事の方がピタリピタリと時間にはまって行くという感じでした。時間に追われてというのではなく、時間の方を追っていらっしゃいました。

 “あっ、時間だから、あれを書かなければ……”というようなことはないんです。ピタリピタリと仕事がはまってゆくという点が、明主様の言うに言われないところだと思うのです。こちらから、「あれを早くしていただきたい」などということはないんです。

 初めは、明主様が時間にきびしく、そのため私の方は落着けず、締めつけられるようで恐かったものですが、後には、ぎりぎりまで私は私の仕事が出来て、かえってありがたいと思うようになりました。正確な時計をもっていればいいのですから……。時間に慣れてしまったら、こんなに楽なことはないと思うようになました。